サンフランシスコ講和条約締結60周年

昭和26年(1951)9月4日~9月8日サンフランシスコ講和会議が開催され、最終日の9月8日アメリカ合衆国をはじめとする連合国諸国と日本との間で講和条約が調印されました。今年9月8日は、その60周年です。
ここに日本は、終戦後6年にして、待望の主権の回復を、それも敗者としての立場ではなく、友邦としての対等の立場で勝ち取ったのです。
又同時にそれは、日本の海運や造船業をはじめとする各産業に、規制されることのない経済活動を展開する自由が与えられた時でもありました。
講和条約は、その後、国会による承認、内閣による批准及び天皇による批准書の認証を経て翌昭和27年(1952)4月28日に発効しました。
こうして、「日本の戦後」は漸く実質的に歩み始めたのです。

山縣勝見は、日本の全権団の一員ではありませんでしたが、会議の周辺で種々尽力し、会議の進行と日本の国際社会への復帰の瞬間を目の当たりにすることが出来ました。

山縣が見聞きしたサンフランシスコ講和会議の前夜と会議の状況について、山縣の著作『風雪十年』を要約し、「山縣勝見の生涯」のページにアップしましたので、下記タイトルをクリックしてご覧下さい。

山縣勝見の生涯 その7:米国海運関係者との折衝
山縣勝見の生涯 その8:サンフランシスコ講和会議前夜 米国世論の好転
山縣勝見の生涯 その9:サンフランシスコ講和会議の成功

 

※上記の山縣勝見著『風雪十年』について、(社)日本海運集会所刊 雑誌「KAIUN」2011年9月号(9月1日発売)の「本の散歩道」欄にてご紹介頂きました。 記事の内容は、ここからご覧になれます。

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