「2009年山縣勝見賞」贈呈式開催(7月15日)

7月15日(水)「2009年山縣勝見賞」の受賞者3名をお招きし、海運クラブにて贈呈式を開催しました。
受賞者との記念写真をアップしました。

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左から 北見俊郎氏(功労賞)、逸見真氏(論文賞)、中村眞澄氏(著作賞)及び当財団 宮都理事長(写真クリックで拡大します)

尚、受賞内容は以下の通りです。

・著作賞(賞金30万円)
商船三井海法ゼミナール編、中村眞澄氏監修
『最新海事判例評釈第Ⅲ巻』
(早稲田大学海法研究所出版、2008年3月発行)

受賞者(中村眞澄氏)略歴:
1927年東京都生まれ
1953年早稲田大学法学部卒業
早稲田大学法学部助手、講師、助教授を経て、
早稲田大学法学部教授。現在名誉教授。
受賞理由:海法に関するあらゆる問題を詳細かつ学術的に集大成したもので、
分析手法や分析結果などの点で優れていること。

・論文賞(賞金20万円) 
逸見真氏執筆『便宜置籍船論』(信山社、2006年12月発行)

受賞者略歴:
1960年埼玉県生まれ
1985年東京商船大学商船学部航海学科卒業
2001年筑波大学大学院経営政策科学研究科企業法学専攻課程修了
2006年筑波大学大学院ビジネス科学研究科(博士後記課程)
企業科学専攻課程(企業法コース)修了
新和海運船長を経て、2009年4月より独立行政法人海技大学校講師
受賞理由:便宜置籍船に関する現状やそれにかかわる問題点などについて様々な角度
から詳細に分析するとともに、船舶国籍の有すべき実質性とは何かについて克明に論述 し、便宜置籍船の本質を解明した優れた論文であること。

・功労賞(賞金20万円)
北見俊郎氏(青山学院大学名誉教授)

受賞者略歴:
1924年 神奈川県生まれ
1954年立教大学大学院卒業
青山学院大学、静岡学院大学、関東学院大学各教授を経て
現在青山学院大学名誉教授、北見港湾総合研究所代表
受賞理由:日本の港湾経済研究において港湾産業と雇用の前近代性の構造に注目し、 
これを分析し、港湾の近代化を主張することで研究業績を磐石なものとするとともに、 日本港湾経済学会の創設・発展に大きく貢献し、後進の指導や業界人に対する啓蒙にも 力を注いできたこと。