旧蔵書の譲渡について

当財団は、昭和15年の設立当初から財団設立の趣旨である”国民海事思想の普及徹底”と”海運諸現象の理解に必要なる理論的研究の振興促進”を図るため、 ”産学協同”の理念を基本に、自ら機関誌を発行するとともに、「海事文庫」を設置し、海事に関する図書の収集に努めて参りました。

また、関係各方面からの図書の寄贈や協力を得て蔵書も徐々に充実し、海運・港湾・交通・海商法・海上保険・社史・人物史など幅広い分野を網羅し、洋書についても古今の海運・海上保険関係の名著の収集に努めました。

さらに、日本および海外の海事関連発行誌のバックナンバーの収集にも力を入れ、海事研究者の利用に供するように努めて参りました。

しかし、これらの蔵書をより多くの皆様に活用して頂くためには、アクセスの多い海事専門図書館や研究機関に譲渡することが望ましいとの結論に達し、2008年12月までに、下記の3つの機関への蔵書の譲渡を済ませました。
これらの機関に譲渡した蔵書の明細は以下のリストの通りです。


海事図書館((公財)日本海事センター運営)に譲渡した蔵書のリスト(和書)
海事図書館((公財)日本海事センター運営)に譲渡した蔵書のリスト(洋書)
–和書 約120タイトル、洋書 約60タイトル の合計約180タイトルで、海運全般に及んでいます。


早稲田大学海法研究所に譲渡した蔵書のリスト(和書)
早稲田大学海法研究所に譲渡した蔵書のリスト(洋書)
–和書 100タイトル、洋書 約30タイトル の合計約130タイトルで、海運の歴史の書が多く含まれています。


損害保険事業総合研究所図書館に譲渡した蔵書のリスト(和書)
損害保険事業総合研究所図書館に譲渡した蔵書のリスト(洋書)
–和書 約240タイトル、洋書 約100タイトル の合計約340タイトルで、海上保険、損害保険、海商法、P&I保険など 保険関係が中心です。