日本港湾経済学会創設50周年記念功労牌を授与されました。

9月8日(木)~10日(土)の日程で、第50回日本港湾経済学会全国大会が開催され、当財団からは郷古常務理事が出席しました。
3日間のプログラムは、以下の通りで、活発な発表と討議が行われました。
 第1日 9月8日(木) 横浜港視察・国際シンポジュウム(会場:関東学院大学メディアセンター)
 第2日    9日(金) 基調講演・共通論題(テ―マ「国際戦略港湾と港湾経営」)・シンポジュウム・総会・懇親会
 第3日   10日(土) 自由論題 (第2日~第3日の会場は神奈川大学横浜キャンパス)

尚、第2日、9日(金)の懇親会の席上にて、31団体、4個人に対し、日本港湾経済学会創設50周年記念功労牌及び感謝牌の授与が発表され、当財団はじめ出席団体・個人に対する授与式が行われました。

日本港湾経済学会創設50周年記念功労牌

(写真をクリックすると大きくなります。)

当財団田村理事長が「わが国の近代海運の歴史」と題しJSE創立90周年記念講演

当財団の田村理事長は、2011 年6 月20 日に開催された(社)日本海運集会所の「JSE 交流会」6月例会において、JSE 創立90 周年記念講演として「わが国の近代海運の歴史」と題して講演いたしました。その後、アンコールもあり、再度7月例会(7月14日)でも講演いたしました。

この講演の内容のまとめが、(社)日本海運集会所刊の雑誌「KAIUN」2011年8月号及び9月号(9月1日発売)に掲載されましたのでご案内いたします。その内容は、江戸時代の内航海運に始まり、灘の清酒と樽廻船、さらに北前船の話、そして明治になっての外航海運への進出と日清、日露戦争、第一次世界大戦を経ての発展、神戸の海運マーケットの隆盛、そして太平洋戦争での日本海運のゼロからの再出発、さらに海運集約による企業統合とその後の円高、原油高騰との戦いなど、過去300年近い流れの中で話を展開しています。

詳細は下記をクリックしてご覧下さい。

第82回JSE交流会「わが国の近代海運の歴史」(前編)

第82回JSE交流会「わが国の近代海運の歴史」(後編)


サンフランシスコ講和条約締結60周年

昭和26年(1951)9月4日~9月8日サンフランシスコ講和会議が開催され、最終日の9月8日アメリカ合衆国をはじめとする連合国諸国と日本との間で講和条約が調印されました。今年9月8日は、その60周年です。
ここに日本は、終戦後6年にして、待望の主権の回復を、それも敗者としての立場ではなく、友邦としての対等の立場で勝ち取ったのです。
又同時にそれは、日本の海運や造船業をはじめとする各産業に、規制されることのない経済活動を展開する自由が与えられた時でもありました。
講和条約は、その後、国会による承認、内閣による批准及び天皇による批准書の認証を経て翌昭和27年(1952)4月28日に発効しました。
こうして、「日本の戦後」は漸く実質的に歩み始めたのです。

山縣勝見は、日本の全権団の一員ではありませんでしたが、会議の周辺で種々尽力し、会議の進行と日本の国際社会への復帰の瞬間を目の当たりにすることが出来ました。

山縣が見聞きしたサンフランシスコ講和会議の前夜と会議の状況について、山縣の著作『風雪十年』を要約し、「山縣勝見の生涯」のページにアップしましたので、下記タイトルをクリックしてご覧下さい。

山縣勝見の生涯 その7:米国海運関係者との折衝
山縣勝見の生涯 その8:サンフランシスコ講和会議前夜 米国世論の好転
山縣勝見の生涯 その9:サンフランシスコ講和会議の成功

 

※上記の山縣勝見著『風雪十年』について、(社)日本海運集会所刊 雑誌「KAIUN」2011年9月号(9月1日発売)の「本の散歩道」欄にてご紹介頂きました。 記事の内容は、ここからご覧になれます。

『風雪十年』ご購読希望の方は、当財団にご連絡下さい。